オーストラリア(海外)でのレストランの予約、入店から注文方法など〜英例文つき〜

はるばる海外に来たはいいけど、オシャレなレストランを予約して注文するハードルが高くて結局マクドナルドや注文が簡単そうな場所にいってしまう…せっかく来ているので、現地のいい感じのレストランに入ってお食事をしたい!でもどんな様子かも分からないし、英語が苦手で怖い…

 という気持ち、分かります!そして何なら、お洒落してカクテルやシャンパンを片手に美味しい料理を楽しみたい!キラキラした写真を撮ってみたい!と思うのは当たり前なことだと思います。私は特に食べるのとカクテルを飲むのが好きなのでなおさらです笑

 私は現在約2年ほど、オーストラリア・ケアンズのレストランで働いています。最初にオーストラリアに来た時は、日本とのスタイルの違いに驚き訳が分かりませんでしたが、これまで見聞きしてきたことを共有し、みなさまのレストランでの時間が素敵になるお手伝いができれば嬉しいです。

 この記事ではレストランの予約からお会計までの流れと、使えそうな英語などを載せています。大丈夫です!難しい英語は使っておらず、少し練習すれば簡単に使える英文なので参考にしていただければと思います。それではいってらっしゃい!

レストランの予約

 まずレストランの予約は必要なのかと疑問に思うかもしれませんが、個人的に「予約しておくにこしたことはない」と思います。金土日の忙しい時はもちろん、レストランによってはファンクション(誕生日パーティーなど)といって大きなテーブルの予約がある場合があります。そういった場合、予約なしで来店した場合に入れないということも結構あるんです。

 予約はオンラインでするのが簡単です。お店のホームページやgoogle mapからお店のリンクに飛んで予約できるので、とても便利です。大体はフルネーム、メールアドレス、電話番号の入力が必要となりますが、お店によっては、予約しておいて来店しないお客様をなくすためにクレジットカード情報を入力し予約を押さえてもらうという所も少なくありません。

 少しハードルは高いですが英語に少し余裕があるよ、という方や、直前でオンラインで予約できない場合はレストランに直接電話しても問題ないです。名前と電話番号は必ず聞かれるので、答えれるようにしておきたいですね!

 また、レストランに直接行って予約することもできます。もしレストランがホテルの近くだったり、どこかへ行く際の通り道だったら、ついでに口頭で予約してもいいですね。

予約に使える英語

★ I’d like to make a booking. ;予約したいんですが〜

★Hello! I’d like to book a table for _______(人数) at ________(時間) tonight/tomorrow/_______(日時). ; こんにちは!〇〇(日時)の〇〇時に〇〇名の予約をしたいのですが〜

★Can/Could I make a booking/reservation for tonight? ;今夜の予約してもいいですか?

*bookingの代わりにreservationという単語も使えるので、お好みで使ってください!

レストランにて

到着後

 レストランのエントランスには大体”Please wait to be seated”と表記があるところが多いです。日本で言うと、「係のものがご案内しますのでお待ちください」という意味です。どこでもいいよと言われない限り、勝手に席につくのはやめましょう。ヨーロッパでは勝手に席につくスタイルの国もあるみたいですね。

 担当の方が来たら必ず挨拶するのがマナーです。笑顔でHelloと言うだけでも十分ですよ!それから予約の有無によりますが、予約がある場合は”I(We) have a booking/reservation under ______(予約者の名前)at ______(時間)”というとスマートです。

(例1)Hello, how are you? I have a reseration under Eri at 6:30.

(例2)Hello. I have a booking at 6pm. My name’s Eri.

 また予約していない場合は、”Table for _____(人数)” や “Do you have a table for _____(人数)?“と聞くと、空いている席を確認してくれ案内してくれます。日本語でいうと、「2名です」「2名なんですが、空いてるテーブルありますか?」という意味です。

ホスト*からDo you have a booking/reservation?「予約はありますか?」と聞かれることが多いので、これを覚えておくと安心です。

*ホスト(host)というのは、基本的にレストランにおいて席を案内したりする人のことです。日本語のホストとは違うので注意!笑

 テーブルが空いていたら案内されますが、混雑時はバーで待っているように言われる場合や完全に満席(Fully booked)と断られることもあります。どうしてもそこで食べたい場合、後の時間に余裕があるか聞くか、日にちを変えて予約してもらうor自分で予約するという選択肢があります。

着席後

 テーブルに案内されるとメニューを渡されるので、飲み物を注文する人は最初にドリンクメニューから目を通すといいでしょう。というのも、初めに飲み物を聞くところが多いからです。

 また、still/tap(water) or sparkling(water)?と聞かれることも多いです。still(tap)は日本でいうお冷で無料です。sparkling waterは炭酸水で、無料ではありません(お店によりますが大体$10前後)。私の感覚だと、炭酸水を飲む人は3割いるイメージです。オーストラリアでは水道水は飲めることになっていますし、きちんとしたレストランならフィルターを通した水道水です(浄水)。

注文するにあたって

 パブなどや案内がある場合以外は、テーブルサービス(Table service)といって、オーダーをすべて席についた状態でとるということなので、間違っても立ち上がってスタッフを呼びにいくということは失礼なのでやめておきましょう。

 まず、レストランにはセクションウェイターといって担当のスタッフさんがいるところが多いです。もし席についた時に、”Hello, I’m _______(名前) I’ll be your waiter/waiteress today「ハロー、今日あなたのウェイター/ウェイトレスの〇〇です」”などという挨拶があったら、その方があなたの担当ウェイター/ウェイトレスです。ない場合は特に決まりがないか言ってないかです。基本的にはあります。

 さて、日本は「すみません」と声を出して注文することがありますが、オーストラリア(やアメリカなどの国々)ではかなり失礼にあたります。ではどうやって注文するかというと、「目で合図」です。簡単にいうと、スタッフと目を合わせニコッと笑うというのが分かりやすいと思います。

 忙しいとことを除いては、“Are you ready to order?”と合図をする前に来てくれます。忙しい場合は、目が合わないことも多々ありますが、順番に絶対にきてくれます。もし別の合図を出すならばメニューを閉じるなどしていると、スタッフからも分かりやすいかもしれません。

必要そうな英語

★I/We haven’t decided yet. まだ決まっていません。

★I’m still deciding. まだ決まっていません。まだ迷ってますというニュアンス。

★Can/Could you give me/us a couple of minutes? もう少し私(私たち)に時間をくれませんか。

注文方法

 Can I get you a drink? Would/Do you like to order drinks? Any drinks? わ〜何聞かれてるか分からない・・・とりあえずDrinkという単語が聞き取れたら、飲み物を聞かれているので注文しちゃいましょう!

 注文方法は、Can/Could I have _____(ドリンク名)please?これだけで大丈夫です。メニューにあるか分からない場合は、Do you have _____(ドリンク名)?と聞けば教えてくれます。

 食事の注文にあたりですが、こちらでは日本と違い1人1品食べます。基本的にはシェアしません。また、Entree(前菜)といって前菜を先に食べ、Main(主菜)Dessert(デザート)を食べるスタイルが多いです。

 私たち日本人はコース料理でない限り、そういった食べ方をしないので馴染みがありませんね。なので、もしそういった食べ方をしてみたければ、”Can I have _____ as an entree and _____ as a main please?”「〇〇を前菜で、〇〇をメインにください」というと、コースとして食べることができますよ。

 ただ日本の方はシェアするスタイルがほとんどだと思いますので、そういった時はWe’re sharing「シェアします」と言っておくとお皿やカトラリーの配慮をしてくれるのでオススメです。余談ですが、アメリカでは前菜をstarter、主菜をentreeというらしく時たまトラブルになることがありました・・・Entreeなのに量が少ないわよ!!など笑

 注文はドリンク同様、Can/Could I have _____(料理名) please?で大丈夫です。料理の発音が分からなければ、指差しでも全く問題ありません。とっても簡単です。★アレルギーがある方は、必ず事前に伝えておきましょう。

他の例文

★I’ll have ______(料理名). 〇〇をいただきます。

★Can/Could I have ______(料理名) without ______(食材) please? この料理の〇〇抜きでお願いできますか?

★I’m allergic(アラージック、と読みます)to _______(食材). 〇〇のアレルギーです。

★Blue / Rare / Medium rare / Medium / Medium well / Well done お肉の焼き加減です。詳しくはお肉の焼き加減で調べてみてください。

ワンポイント

 すごく言いづらいんですが、残念ながら声が小さくうんともすんとも言わない方を多くお見かけします。自身の態度が悪ければ、いいサービスは得ることができずお互い嫌な思いをすることになります。せめてThank youは必須だということを、頭にいれていただければ幸いです。*もちろん日本人に限らずです。

食事中

 ドリンクや食事が運ばれてきて、お待ちかね料理を堪能する時です!この時に必要そうな英語を、可能な限りピックアップして載せておきます!Bon apetit!

必要そうな英語

★I didn’t order this. これは頼んでません。

★Can/Could I have some salt & pepper please? 塩胡椒をください。

★Can/Could I have some more water please? もう少しお水ください。

★Can/Could I have another drink please? もう一杯ください。

★I would like to order more/extra food. 追加オーダーしたいです。

★Can/Could I see the drink/food menu again? またドリンク/フードのメニューをください。

★Can/Could I get a container to take away please? Can I have a take away box please? テイクアウェイの容器をください。*お店によりますが、必ずといって持ち帰ることができます。容器に50¢と料金をとる場所もあります。アルコールはダメです。

*多くの文がCan I 〜?Could I〜?で質問系になっていますが、質問しているというよりお願いしている方が近いニュアンスです。ちなみにCouldの方がよりpolite(丁寧)になります。が、そこまで神経質になる必要はないと個人的に思います。May I〜?という表現もあり、最上級に丁寧です。

食後

 食事が終わるとお皿を下げてくれるので、そこでデザートやコーヒー、飲み物などを頼むなら今です。スタッフも何かいるものはないか聞いてくれるはずです。聞いてくれなくても、“Can I/we order desserts?”などと言ってメニューをもらっちゃいましょう!

お会計

 美味しい食事もいただきお腹いっぱい!お会計の時間です。今回も目で合図するか、スタッフが何か必要なものある?と聞きにきてくれた時に、Can I have the bill please?と言いましょう。その際どこで支払えばいいか分からない時は、Where can I pay?と聞き、支払う際にはI’ll pay by cash/card.「現金/カードで支払います」と伝えればもう完璧です。

 スタッフの対応が良くてチップを渡したい時は、カードで支払う前にCan I leave a tip?「チップを残していっていいですか」というと、機械でその額を入力できます(あるいはパーセンテージ)。現金の場合は、I don’t need the change./Keep the change.「お釣りは要りません」と言うか、チップで渡したい金額をその方に渡すといいですね。This is for you (guys), thank you!「あなた(達)へのチップです。ありがとう。」なんて言えれば、かっこいいですね。

チップのお話

 アメリカや他の欧米の国と違い、オーストラリアはチップの文化はありません。そしたら全く要りません!と断言してしまうと悲しいので、ご自身がとーっても気持ちの良いサービスを受けたなと思ったらチップを渡してあげるとスタッフはとーーっても喜びます。スタッフのモチベーションにもつながりますし、何よりご自身がそれまでにかなり満足しているはずなので、お互いウィンウィンだと思います。私は日本人の方に、頑張ってねとチップをいただいたことを未だに覚えていて、心が温まります。もちろん強制ではないので、そこは安心してください!

その他使えそうな英語

★Where’s the bathroom? お手洗いはどこですか。

★Can/Could I have some paper napkins please? 紙ナプキンをください。

★Can/Could you do less spicy for me please? 辛さ控えめでお願いできますか。

★All good. / Perfect. / Everything’s good! 良いよ、完璧というニュアンス。

最後に

 今はスマホ一つで翻訳もしてくれるのでそこまでの心配はいらないかと思いますし、英語ができなくてもジェスチャーとカタコトの英単語でもちろん何とかなります。そう言ってしまえばそれまでになってしまいますが、きっとこの記事を読んでくださった方は、英語を勉強してレストランでちゃんと注文してみたい!とお思いのことでしょう。注文方法など日本と少し違うところもあったかと思います。その土地のことを知っているのと知らないとでは全然違うと思うので、私も含め一緒に日々勉強していきましょうね。