【飛行機が怖い!】なので飛行機を使わずにアジア周遊・バックパッカー旅へGO!

 この記事にたどり着いたということは、あなたも海外旅行は大好きなのに飛行機が苦手ということですね?ようこそお越しくださいました!この記事では苦手の克服方法ではなく、発想を変えて、飛行機が苦手なら乗らないで旅しちゃおう!ということをお伝えしたいと思います。

 ですので、短期間での旅行やビジネス等でどうしても飛行機に乗らないといけない方々にとっては、もしかするとあまり意味のない記事になるとは思いますが、こういう発想や旅の仕方もできるんだと知っていただけたらとっても嬉しいです。

私の飛行機が嫌いな理由

 好きか嫌いかの二択で聞かれたら、迷わず嫌いと答えるくらい苦手、いや嫌いです。何が嫌いかというと・・・乱気流です。

 乱気流が嫌いな理由が2つあります。1つ目はジェットコースターに乗って落下する時のように予測できないフワッとした感覚が続くと、自分が自分でなくなりそうだからです。この感覚に関しては、ジェットコースター好きの人とはきっと一生分かち合えない感覚ですね。笑 2つ目は、飛行機がこのまま墜落してしまうのではないかという恐怖です。飛行機事故のほとんどが離着陸時ということは知っていますし、世界で一番安全な乗り物とさえ言われていることも知っています。が、万が一上空で何か致命的なことが発生した場合、助かる確率は一番低いのでは?と勝手に思っちゃってます。乱気流が発生する度に、肘掛けを強く握り汗ばんでいる30歳くらいの女がいればそれは私です

 皆さまもみなさまで飛行機が苦手・嫌いな理由やそれに付随したストーリーがあると思います。

飛行機を使わずアジア旅しようと思った経緯

 父の仕事の関係などで幼少期から飛行機に乗る機会がありましたが、小さい頃から割と乱気流は嫌いでした。その代わり、離陸する前に飛行機からゴーっという音がしてグンと体を持っていかれるほどのスピードで離陸する瞬間が大好きでした。あとは、飛行機が滑走路に着陸して飛行機が止まるまでの時間も大好きです。(これらが苦手な人も多いのは知っています)

 26歳の頃、パニック障害を発症し割と重度の高所恐怖症になりました。高所恐怖症と言っても、ここは大丈夫だけどここは完全にダメという局所的なこともあり、幸い飛行機に乗って上空にいる際にはあまり恐怖を感じないので完全に飛行機に乗れない訳ではありませんでした。自己紹介にも書きましたが、「死ぬのが怖い」という思いに取り憑かれていたこともあり、乱気流の発生する飛行機にはできるだけ乗りたくありませんでした。

 しかし私は大の旅好きです。大好きな異国の地への切符をなくしかけていた私は、とても落ち込んでいました。この先一生飛行機に乗れずに新しい土地に行けなかったらどうしよう、という恐怖が頭の中をぐるぐると巡ります。絶対に嫌だ・・でもどうしよう。

 とてつもなく悩んでいた時期に、頭の中にこんな考えがよぎります。

「飛行機が嫌いなら、使わずに旅ってできないのかな?」

 それはまるで豆電球のように頭の中にライトが灯った瞬間でした。それからというもの、どうしたら飛行機を使わずに海外へ旅できるのかを考える日々が続くことになります。

目的地選定

 時間やお金がたくさんあればヨーロッパやアメリカ大陸、アフリカ大陸なども選択肢にあったでしょうが、当時時間はあったのにも関わらずお金がなかったので近場のアジアがぴったりなんじゃないかと考えていました。実は学生時代に大阪から上海まで船で行った経験があったこともあり、当時の知識は大いに役立ちました。さらに父親がマレーシアで働いていたこともあり、

 よし、飛行機を使わずアジアを周遊しよう!

と決まりました。

いざ行かん、アジア周遊旅!

旅の経路 

 船で中国へ、そこからバスや電車を駆使しベトナム・カンボジア・タイ・マレーシア・シンガポールへ。

期間

3ヶ月と少しです。2019年の3月後半に出発し、帰国が7月中旬手前でした。

旅のスタイル

 ずーっと憧れていたバックパッカースタイルで、バックパックを後ろと前に背負って出発しました。宿泊は1泊1,000円もしない世界中のバックパッカーの集まるゲストハウス。個室にする場合も多々あり。というのも、途中で彼氏ができて一緒に周遊することになったので。笑

費用

準備費用(バックパック購入など)も含めると40万弱だと。

実際1ヶ月10万円以下でなんなく生活可能です。もっと節約したらまだまだ安く旅できます。(※が、自分の安全は自分で守ること!!)

旅の詳細

大阪から上海へ

上海到着前、フェリーのデッキより

 大阪から上海までフェリーで約2日間です。フェリーに関して詳しくはコチラ(日中国際フェリー)へどうぞ。最初は瀬戸内海など内海を進んでいくのでスムーズですが、途中日本海に出てからはかなり揺れます。立ってるのも少しキツかったですが、横になっているとだいぶマシです。私はかなり酔いやすいのですが、あらかじめ酔い止め薬を飲んでいたので大丈夫でした。人と比べてもかなり酔いやすい私でも酔い止めで乗れるので、参考にしてみてください。ただし、横になること!

 船の中ですることは、ほとんどありません。笑 飛行機と違い時間を弄ぶ贅沢な旅と言えるでしょう。食事どころは一箇所で、中華メニューがたくさんあったと記憶しています。朝食はついています(がっつり中華。ザーサイとか)。前回乗船した夏は意味が分からないくらい綺麗な星空と流れ星を見ることができましたし、飛び魚が何メートルも飛んでいる姿も見ることができました。今回は外が寒いこともあり、船内で本を読んだり日記を書いたり旅の計画を進めたり、ゆっくり過ごしました。

上海から南寧(ナンニン)へ

 中国の南の街、南寧へ行くとベトナム・ハノイ行きの電車やバスに乗車できます。上海から南寧までは電車で約21時間という長旅です。午前11時に出発し、翌朝9時に到着です。ただ座りっぱなしの席もあれば、寝台車両もあるので、寝ることもできます。価格も3,000円ほどでした。ここでは中国人の方々との触れ合いもあり、ビールをいただいたりお菓子や食事をいただいたりと、今でもいい思い出です。

 以前はてなブログ(上海から南寧へ電車の旅)に記事を書いたこともあるので、ご参考にどうぞ。

南寧からベトナム・ハノイへ

 南寧からハノイまでは、電車あるいはバスで国境を越えることができるのですが、私のおすすめはバスです。ちなみに私は電車でしたが。笑 バスの方が費用が安いのと、聞いた話によると国境を越える際のめんどくささが少ないと感じました。電車だと深夜に国境に到着し(起こされる)、荷物をすべて持って荷物検査・入国審査を実施し再度乗車し、午前5時ごろにハノイに到着しました。バスだとハノイの中心部まで連れて行ってくれるのですが、電車は少し街から離れた場所で、早朝のため中心部まで行くバスなど探すのに少し歩きました。しかもバスの運転手さん英語が話せず、全く違う目的地へ連れていかれました。なかなかハードな旅でした。

南寧からハノイ〜長距離電車の旅(はてなブログより)

◆ハノイで滞在した日本人宿:EZ STAY Hanoi

ベトナム南北縦断旅

ニンビン タムコック風景

 ハノイを拠点に、ニンビンという街へ行きタムコックという美しい風景を堪能します。また、ハロン湾のあるカットバ(Cat Ba)島へバスで渡ります(バスはフェリーにつまれます)

ドンホイ 天国の洞窟「Paradise Cave」

 次にダナン・ホイアンという街に南下する予定でしたが、移動時間が長いのでその間にどこか行く場所がないか探していると、ドンホイという街があったので電車で南下。そこには「天国の洞窟」と呼ばれる洞窟があり、その他にも数え切れないくらいの洞窟がある神秘的な場所でした。ベトナム戦争の際に、隠れ蓑として使われていた過去もあるそうです。

ホイアン

 ランタンの街であるホイアンで宿泊し、その後バスで1時間ほどにあるダナンという海のある有名な観光地へ。都会をenjoyした後、言葉通り何もないチャム島という島へ。人のいないビーチや土砂崩れの起こっている道をバイクで進んだり、冒険心をくすぐる場所でした。

ニャチャン

 続いて、東洋のハワイ(私が勝手に読んでる)であるニャチャンという街へ。海があり開放感あふれる素敵な街でした。

ダラット クレイジーハウスより「Crazy House」

 今度は海から山へ。標高約1,500メートルにあるダラットという街。紫陽花が綺麗にさいていて、感動したのを覚えています。またそこには、クレイジーハウスというホテルなんですが観光名所があり、ほんとにCrazyでした。写真左に見えるぐにゃぐにゃしたのが階段で、登ることができます。はい、屋根の上です。現にこの写真を撮影した場所も階段を登った先の屋上です。あれ、私高所恐怖症じゃなかったっけ?怖すぎて渡れない階段も多々ありましたが、ここまではなんとかクリアです。

◆クレイジーハウス宿泊 Booking.com / Hotels.com

ホーチミン

 最後はベトナムの最大の街(だと思う)、ホーチミンへ。残念なことにひどい風邪と女の子の日が重なり、10日間ほどダウンしました。思い出しても辛いほど体調が悪く、万が一街中で倒れた際に身分が分かるようにiPhoneの待受に緊急連絡先や宿泊場所を書くくらい切羽詰まっていました。

 ちなみに、ベトナムには1ヶ月と少し滞在しました。

ベトナム・ホーチミンからカンボジア・プノンペンへ

プノンペン

 首都であるプノンペンまではバスで国境を越えました。スムーズだったと思います。1970年台の大量虐殺などの過去を持つカンボジアで、多くのこと(カンボジア負の遺産について)を学びました。歴史を知ることで自分の中に確固たる信念が芽生えた貴重な出来事でした。

プノンペンからシェムリアップへ

アンコール遺跡 朝日

 シェムリアップはかの有名なアンコール遺跡がある街です。ここまでもバスで行きました。アンコール遺跡は壮大すぎて言葉にならないです。3日間の入場券があるくらい、1日では全部見終わることは不可能です。

カンボジア・シェムリアップからタイ・バンコクへ

バンコク

 やってきました、日本人に大人気の都市バンコク。またもやバスでここまで来ました。バンコクは都会です。当時キャッシュレスでの支払いなど、日本よりはるかに発展していたイメージがあります。ここではマレーシアから出張に来ていた父親と食事したり美味しいご飯をたくさん食べたりと、いい思い出ができました。

バンコクからチェンマイへ

チェンマイ

 ノマドワーカーの聖地と言われるチェンマイへは電車で訪れました。夕方に乗車して翌日午前中に到着したかと。電車は寝台列車でカーテン・空調付きだったので快適でした。物価は安く、食事もとっても美味しく、街中にはアートが溢れていて人々がここに長く滞在したいか分かるような場所でした。

チェンマイからタイの島巡り(タオ島、パンガン島、サムイ島)

パンガン島 夕日

 チェンマイからチュムポンという小さな街を経由して、タイの島々を巡りました。サムイ島は割と大きな島で観光客もたくさんいました。タオ島・パンガン島に関してはサムイ島ほど観光客もおらず、自然が溢れ、とてつもなく綺麗に沈む夕日を見ることができました。人気のない場所でリラックスしたいならもってこいの場所です。

『パーティだけじゃない!タイ「パンガン島」は北がおすすめ』(トラベルjpより)

マレーシア・ペナン島へ

ペナン島

 バスにてハートヤイというこれもまた小さな街を経由して、マレーシアのペナン島へ。ペナン島は島なんですが本島と橋で繋がっており、なおかつ海も山もあるのでとっても素敵な場所です。

キャメロンハイランドへ

キャメロンハイランド 朝日

 バスで標高1,500メートルを越える高地・キャメロンハイランドへ足を運びました。標高が高いので朝晩はとても冷え込みます。茶畑に登る朝日を鑑賞するツアーはオススメです。BOHというマレーシアの有名な紅茶の工場にも見学に行け、そこから見る茶畑に登る朝日は圧巻でした。また、ここで生息しているテイオウゼミという羽を広げると15cm以上あるようなセミに出会い、鳥肌がおさまらないくらい怖かったのを覚えています。羽音がすごかった。

クアラルンプールへ

クアラルンプール ペトロナスツインタワー「Petronas Twin Tower」

 中学校3年間を過ごした思い出の地であるマレーシアの首都・クアラルンプールへバスにて。私の大切な故郷です。マレーシアは多国籍国家で、主にマレー系・中華系・インド系の人々から成り立っています。宗教も違うし、言葉も違う、そんな異文化で3年間を過ごしたことにより、私の世界に対する価値観はかなり広がったと思います。

 クアラルンプールは首都だけあって、とても都会です。マレーシア自体、移住したい国1位に何年も選ばれるほど住みやすい?のでしょう。1年中30度を越える常夏の国なので、慣れるまでは大変だと個人的には思いますが。笑

シンガポールへ

マリーナベイサンズ

 3歳から8歳まで住んでいたシンガポールへバスで。クアラルンプールからのアクセスは抜群だと思いました。幼少期に住んでいた頃も都会だなと感じていましたが、今回訪れるとその発展ぶりは想像を超えていました。高層ビルが立ち並び、物価は高くゲストハウスの価格でさえ日本といい勝負だし、これまで物価の安い場所を旅していた私にとっては肩身の狭い思いをしました。笑

それぞれの国の感想

 もちろん私の主観なので、実際に行ってみて感じたことを大切にしてほしいな〜と思います。

中国

 なんと言っても活気。中国独特の活気。ワイワイガヤガヤしていて、いい意味で人が何をしていようが気にしない雰囲気が好きだったりします。個性が溢れているイメージ。日本の人目を気にする文化が息苦しくなるほど。元気が出る国。

ベトナム

 人、自然、食、すべてが良い。北から南まで、いろんな顔を見せてくれます。私は自然が大好きなので、それぞれの地域の素晴らしい景色を見て心癒されました。必ずまた訪れたい国の一つです。

カンボジア

 近隣国に比べると明らかに経済力に差があるというのが、ベトナムからバスで国境を越えた時、タイに入る時に感じたことです。それは街を歩いていても肌で感じるほどです。少し暗い印象を与えてしまいましたが、アンコール遺跡を周る際に利用したトゥクトゥクのおっちゃんのサービスは最高レベルでしたし、1ドルで飲める果物100パーセントのフルーツスムージも最高でしたし、手付かずの自然に癒されたり、良いところがたくさんありました。

タイ

 カオマンガイが大好き!カレーが好き!パッタイも好き!フルーツも美味しい!タイマッサージ最高!すべてそろった私好みの国です。世界中から多くの人が訪れるのも納得がいくほど魅力的な国だと思います。

マレーシア

 文化の融合した面白い空気の漂う国です。クアラルンプールは都会ですが少し足を伸ばすと素敵な街や島がたくさんあるのと、忘れてはいけない、「ボルネオ島」という西にある大きなもマレーシアです。そこには山に海にオラウータンに(笑)自然溢れるとっても素晴らしい世界が広がっています。

シンガポール

 街はとっても都会なのですが、実はローカルな場所もあって、そのギャップが大きい印象を持ちました。実際は分からないですが、お金を持っている人はとてつもなく持ってるし、そうでない人は実は物価の低いシンガポールの暮らしは大変なのでは?と心配したほどです。素敵な都会の写真を撮るならもってこいの国です。

最後に

 いかがでしたでしょうか。飛行機に乗れなくても、こんなにもたくさんの経験ができるということを知っていただけると本望です。日本は安全ですし、食も文化も四季も素敵なとても魅力的な国だと思います。それでも勇気を持って外の世界を覗いてみてはいかがですか。

 「旅をするだけで自分が変わるわけない」という考えもあると思いますが、私は断然変わると思っています。海外に限らず全く違う世界を知ることによって、様々な考えが自分の中に入ってきます。新しい考えが頭に入るとそれについて考えたり自分なりの意見を持つことができます。今まで考えもしなかったことが頭に入る、つまり発想の引き出しが増えるといっても過言ではないと思います。そうすると行動も変わってくる・・そういえばそんな明言ありましたね。

 そして飛行機に限らず、自分には絶対無理と思っていることでも、発想を少し変えることで可能にできるんだということを知っていてほしいと切に願います。私は私で相変わらず高所恐怖症なので、少しずつ発想を変えて克服できたらなと思っています。

 人生という旅が、みなさまにとって素晴らしいものになりますように。