
全国各地のホテルで住み込みで働くことのできるリゾートバイト、一度でいいからしてみたいけど・・正直しんどいことが多いんじゃないかとお考えの方、多いと思います。なんせ知らない土地で生活しながら、新しい人間関係をつくりあげ、仕事もたくさん覚えないといけない。不安を感じたり一歩を踏み出せないその気持ち、とてもよく分かります。
そこであらかじめきついことやその対策が分かっていれば少し楽になるんじゃないか、という気持ちで今回の記事を書かせていただきます。きついことを書くので初めは『うわ、大変そう』と思うかもしれませんが、最後まで読んでいただけると希望も見えてくると思います。そして皆様のリゾートバイト生活への後押しができれば光栄です。
目次
リゾートバイトのきついこととその対策【6つ】
1.中抜けシフトに慣れない

中抜けシフトといって、朝出勤してお昼休んで夕方からまた勤務というシフトがあります。例えば、朝7時に出勤で10時まで勤務し、夕方は17時から22時まで働くなど。特にレストランで働く人に多い勤務形態です。というのも、ホテルでは夕食と朝食を提供するところが大半を占めているため、お昼の時間帯に勤務する必要がないからです。
しかし、この中抜けシフトが大変という声や情報を耳にします。なぜなら、
- 体が慣れるのに時間がかかる
- 自分の時間が少ない
- 夜も仕事なので休憩した気になれない
- 1日における拘束時間が長い
- 朝早いくせに、夜は遅く終わる
などの理由が挙げられます。
他のブログでは、極力中抜けシフトはやめておけということが書かれていましたが、実際どうなのでしょう。
対策
対策の前にまず結論から言うと、個人的に中抜けシフト最高です。一度に8時間仕事をするより、3時間・4時間と分かれているため集中して仕事ができます。そして、中抜けが約6時間あるところもザラなのでその間たくさんのことができます。
例えば、
- お昼ご飯を食べに行く/カフェに行く
- 観光
- 散歩
- 勉強する
などです。
通し勤務だと通常休憩が1時間なので、観光したりお昼をゆっくり食べるのは厳しいですが中抜けがあるとそれができちゃいます。上に自分の時間が少ないと記載しましたが、通常の通し勤務よりもできることがたくさんあります。それはいいものの、夜遅く朝早いから睡眠不足でしんどいんじゃ?と思いますよね。
そこで対策としては、疲れている時は中抜けにガッツリ寝るのが一つの手です。夜の睡眠不足を中抜けで補うことができるんです。もう一つは、身体を慣らすために最初のルーティン・体づくりをするということです。人間の体はうまくできてるな〜と思うのが、一度中抜けの時間に昼寝の習慣をつけるとその時間帯に眠たくなるようになります。なので初めに、例えば中抜けのうち1時間を昼寝の時間ということを体に覚えさせるのが有効かなと思います。毎回中抜けの時間をまるまる昼寝にあてていると、体もそれが通常だと思い込むので、もし寝ない日があるとしんどく感じるので注意が必要です。そう、人の環境適応能力って意外とすごいんですよ!住めば都、ならぬ慣れればこっちのもんです。
ポイント
・時間を決めて昼寝をする
・ルーティンを決めておく
・夜はしっかり寝る
2.人間関係の悩み

「嫌われる勇気(Amazon)」という著書にも、人の悩みはすべて人間関係にまつわるものであるといわれているように、人間関係は日々の生活においてかなり大きなウエイトを占めます。そこで、リゾートバイトにおける、職場自体の人間関係とお客さま対応における人間関係の2点について書いていきます。
・職場の人間関係
地球上には色んな人がいるので、苦手だなと思う人はどうしても出てくると思います。ですが、通常は仕事上だけの関係だと割り切れるものです。ところが、例えばお局的な存在がいていちいち理不尽なことを言われる環境だと、精神的にしんどいですね。気分のアップダウンが激しく、好き嫌いが多く、言い方がだいぶキツく、クセが強い人、割といるんです。その人のマイルールがあって、適応するのが大変だったのを覚えています。これは完全に私の偏見ですが、そういったお局的な人は30代前後以降で独身の女性が圧倒的に多かったように感じます。かなり語弊があるので、そうじゃない素敵な方々もた〜くさんいます!と言っておきますね。
驚いたエピソードの一つが、お皿を置いている棚に埃がかぶっていてあまりにも汚かったので、仕事の合間に掃除をしていたら「勝手にしないで!」とだいぶキツく怒られました。他の仕事があった訳でも、配置を変えていたわけでもなく、ただ綺麗にしようと拭いていただけなのでびっくりしてしまいました。後から怒りが込み上げてきたのは内緒です。そしてその時は、こいつ(笑)に言われるまで何もしないでおこうと誓いました。※その人は40代独身、職歴=そのホテルのみ。
対策
お局的な人に目をつけられないようにすることです。私は20代半ば頃までは、そういう人に目をつけられやすくチクチク言われていましたが、今はおおむね大丈夫になりました。
では、どうやったら目をつけられなくなるの?ということですが、いくつか対策を箇条書きにしたいと思います。これらのポイントをある程度押さえていれば、私のように目をつけられなくなりますよ。実践済みなので、説得力はあると思います。
- おどおどしないこと=自信を持つこと
実はこれが一番大事です。何か言われた時に、あたふた・ナヨナヨして挙動不審になる私のような人、内心ビクビクしていても極力表に出さないような訓練をしましょう。お局は弱い(そう見える)人に高圧的にやってきがちです。強く見せるためにも、声色・挙動を一旦見直しましょう。
例えば何か言われた時に頭が真っ白になって、「えっと、あの・・(あたふた)」となるところ、一旦深呼吸して落ち着いて「これはこうです(動かない)」と言うことから始めてみればオッケーです。声色も、高いより低い方が絶対にいいです。緊張すると高くなりますが、意識して低い声(地声)で話してみましょうね。歩き方も、堂々と胸をはって歩くだけで、自信があるとみなされるのでぜひやってみてください!萎縮して声が出なくなる気持ちもとっても分かりますが。
- 仕事をしっかり覚えること
仕事をさっさと覚えてしまいましょう。メモをとらなくても絶対仕事を覚えられる!という自信のある人以外はメモはきちんととって、覚える姿勢を嘘でもいいので見せるのが大事です。覚えてしまえばその人と関わることが少なくなるので、こっちのもんです。あとは、質問する際に別の人にしたり工夫します。
- 空気を読むこと
日本人大好き、空気を読むこと。個人的には嫌いなマインドなんですが、日本のホテル・旅館で長年働いていて外の世界を知らない人は古風な考えを持っていることが少なくなく、空気を読むことを求めます。言わなくてもこうするって分かるだろ、ということですね〜あー嫌だやだ。私は人の目を気にしすぎる人なので、日本社会においては幸いなことに空気が読めちゃいます。読めないのが悪いなんて1ミリたりとも思いませんが、読めないと自覚している方や居心地の悪いと感じる方はさっさと仕事を覚えてしまいましょう!
- かまわず逃げる!
あまりにも理不尽で、人格を否定してくるような人がいる職場なら、すぐに派遣会社に連絡して担当者に相談しましょう。それで改善することがあるのですが、それでも改善されないなら、その職場から逃げるのは大アリです。なぜならそれを我慢したことで一度精神を病んでしまうと、もとの生活に戻るのが難しいからです。私は以前パニック障害という病気で1年間とてつもなく苦しい思いをしたので、そのしんどさが分かります。私はラッキーなことに1年でほとんど改善しましたが、おそらく一生治らないだろう後遺症も残っています。できることならば体験したくなかった出来事です。
逃げるといっても、誰にも何も言わずにバックれるのはあまりよろしくないので、派遣会社に事情を説明して先方に辞めることを伝えてもらいましょう。バックレるとその後の仕事を紹介してもらえなくなりますが、上記の理由での退職の場合は紹介してもらえます。
・お客さま対応
対人間であるサービス業として仕方のないことなのですが、お客さまから苦言をいただくことがあります。私がレストラン業務において聞いたのは、「料理・飲み物の提供が遅い」「料理がいまひとつ」「暑い・寒い」など様々です。フロント業務だと、「上・隣の部屋がうるさい」「部屋が思った通りじゃない」「清掃が行き届いていない」などです。
どのように伝えられるかにもよりますが、あまりにも言われ方がひどいとメンタルが少し削られてしまいます。
対策
人間なのでミスを100パーセント防ぐことはできません。もしこちら(ホテル)側にミスがあったのなら、真摯な姿勢でお客さまと向き合います。例えばレストランで座っているお客さまなら、その方の目線より低い姿勢になってまず話を伺います。最後までお話をきき、自身で対処できる問題ならば謝罪し対応します。どんな風に言われたとしても、言い返すのは禁物です。言い返したい時があるのもとーっても分かりますが。
お客さまが激昂している場合などこちらで対処しきれない場合、上司(社員さん)を呼び対応していただきましょう。私の経験上、どこも上の人が対応してくださいました。その上の人が対処しきれない場合、支配人などの責任者が登場します。安心してください。
メンタル面の対策として、自分のミスで怒られてしまったら落ち込みますが、そのミスをできる限り繰り返さないために何ができるかを考えてみましょう。飲み物のオーダーを間違えてしまったのなら、次間違わないためにメモをとりオーダーを復唱するを徹底する、などです。怒られた当日は凹んでくださいって言ったら語弊がありますが、ミスを反省して次に活かせる人は成長すると思います。
3.仕事関係

・短期間で覚えることが多い
未経験での勤務を歓迎しているところがほとんどでそれ自体は間違いないのですが、短期間で即戦力になる必要があるので、最初は仕事を一気に覚える必要があります。例えば、懐石料理の名称だったり、カフェのだとパフェや飲み物のレシピ、売店でアナログレジを置いている場所だと商品の値段などです。きちんとした研修がないところが多くぶっつけ本番で仕事をすることが多い印象です。
対策
覚えることはたくさんあっても、割と誰でもできる仕事です。すぐに覚えられるように、私ならメモをとります。中にはメモをとらなくても覚えられる人もいますが、2度同じことを言わせるくらいならメモをとって確実に覚えた方がいいですね。何度もこの言葉を使いますが、努力している「姿勢」はとっても大事ですよ。
・単調な業務
1つ前の項目で覚えることが多いと書きましたが、だいたい1〜2週間もあれば流れをつかめ、ある程度まともに仕事ができるようになります。そうすると、そこから同じ仕事内容が続くので早い人だと1ヶ月もすれば仕事が短調になり飽きてくる頃です。飽きてくると仕事のモチベーションを保つのが厳しくなり、次第に笑顔が減ったり、手を抜いたり、休んでしまったりと負のスパイラルです。
対策
飽きるということは、仕事に対する適応能力が高いということでまずは喜びましょう。目の前のことにいっぱいいっぱいだと、飽きはすぐにはこないですからね。
そもそもリゾバをする方は、何か目的があってこの仕事をしていると思います。私の周りにいる(いた)のが、留学・ワーホリ費用を貯めるため、独立するため、スノボ・スキーをするため、学生の長期休暇、国内外色んな場所を回るため、女優になるため、音楽活動をするため、など理由はさまざまです。ですので、仕事以外に楽しめる趣味を見つけましょう。休みの日の観光を糧に頑張るのも良し、海外に行って楽しんでいる姿を想像して英語の勉強をしたり、ゲームをするでも何でもいいんです。
・繁忙期の激務
仕事が短調になっても、繁忙期はやってきます。ホテル業界3大繁忙期が、年末年始・ゴールデンウィーク・夏休みです。他にも、春休み・クリスマス・3連休・紅葉時期・スキー場なら冬場など各地域によって違います。これらの時期になると稼働率が圧倒的に高くなり、必然的に残業も増えます。正直言って、この時期は体力勝負です。
対策
この時期だけは身体を休めることを最優先事項にすることです。夜・中抜けではしっかり寝て、体調を整えましょう。無理をすると後から疲れがきて結局休むことになり、給料はもらえないわ他の人に迷惑をかけるわで良いことが全くありません。体調管理も仕事の一部、と言われても私はあまり響かないので別の言い方をします。人生において体調が良いというのは宝です。なぜなら、たった少しお腹や頭が痛いだけでしんどいな〜という気持ちは、きっと分かっていただけると思うからです。
4.体力・メンタルがついていかない

ホテル業は精神力の前に体力が必要な仕事です。レストランや調理場だと朝早くはじまり、夜遅くに終わりますし、フロントや清掃ならずっと立ちっぱなしだったりとハードです。また人手が足りない日や繁忙期だと、朝も激務・夜も激務でバタバタします。さらに追い討ちをかけて申し訳ないんですが、夏休み中はコンスタントに忙しいです。目の前のことでいっぱいいっぱいになります。そんな日々が続くと、勤務後にどっと疲れがやってきます。
メンタル面だとサービス業なのでお客さまに気を遣いますし、職場の人間関係によっては精神的にダメージを受ける日もあるでしょう。常に気を張っている状態と言っても過言ではありません。
対策
まず体力がない人でも、勤務していくうちに体力はある程度つきます。つくまではとても大変なので、自分でできることをしてみるのをおすすめします。ウォーキングやランニングをしたり、ストレッチなどで疲れにくい身体をつくると自分が楽になり健康になるので一石二鳥、それ以上です。活動できる時間も増えます。ダイソーのヨガマット(400円または600円)、持っておくと便利です。
精神面での疲れももちろん解消しないといけません。ずっと糸を張り詰めているといつか切れるし切れるのが早いですからね。私のようなHSP(Highly Sensitive Person)という超繊細な神経の持ち主は特に、精神面での疲れを重点的にケアする必要があります。そこで私は、睡眠と1人の時間は必ず確保するようにしています。気乗りのしない飲み会には参加しない、あるいは参加はするけど1時間で帰るということを伝えるなど工夫できます。これがおろそかになると、私の場合イライラしてきて余裕がなくなり仕事に支障がでそうになります。(※お局のように人にあたったりしません。あ、ただ正月の9-10時間勤務の12連勤の時は危なかったです。笑)性格によってストレス解消方も千差万別なので、どういった方法が一番効果があるのを知っておくのはとても大切です。
これらの体力や精神面での強化は、仕事面だけでなく他のこと、例えば勉強などにも活かせると思うので損はありませんね。
5.偏った食生活!?

リゾバで勤務するホテルによりますが、まかないといって従業員のためだけの食事を提供してくれている場所も多くあります。中には提供がない代わりに食事代を支給する所もあったりします。例えば出勤日×500円などです。私はリゾバで9ヶ所行きましたが、ほとんど食堂があったり作ってくれたりでした。バイキングの残りを食べていい場所もありました。というのも貯金のために、まかないがある場所にしか行っていないからです。
さて問題が、そのクオリティです。無料で提供してもらっているので文句は言えませんが、これを1日2食か・・・というあまり美味しくないご飯がまかないのところも。また、懐石料理に使う野菜の残り物(切れ端)の炒め物だったり、出来合いの惣菜だったり、毎日ほぼ同じ料理だったり、量がとっても少なかったりと無料の分食事が偏ることもあります。好き嫌いが多い人は、辛いかもしれません。
対策
私はなんでも美味しく食べることができるほど貧乏舌なので味に関しては特に問題ないのですが、よく食べるので足りないということも多々あります。そこで考えつく対策をお伝えしたいと思います。少し高くつきますがコンビニやスーパーで好きな食べ物を買ったり、量が少ないなら安いフライパンを買ってパスタ・ラーメンなど簡単な料理を作ったり、サプリを買って栄養バランスを整えたりです。また、白ごはんは持って帰れるところも多々あったので、持ち帰っておかずだけ購入して食べたりできますね。
もしどうしても食費をかけたくないなら、派遣会社にまかないのクオリティを聞いてみるのもいいかもしれません。
6.知らない土地で一人暮らし

今まで一人暮らしなんかしたことないのに、知らない土地で知らない環境で1人で暮らさないといけない。この不安はとても大きいと思います。何を買ったら良いのかや、そもそも何をどうしたらいいか分からないですもんね。また、友人がいない1人の状態で知らない土地に来るのに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。地元にいる友人と離れるのが辛い、などです。
ではここで、私自身のとてつもなく恥ずかしい話をします。26歳でリゾートバイトをするまで実家暮らしだった私ですが、洗濯機をまともにまわしたことがありませんでした。そうです、甘やかされて育った私は洗濯物は毎日ママ(笑)がしてくれていたのです。20歳の時にオーストラリアに留学した際も、ホームステイだったのと海外の洗濯機だったので、日本での洗濯機の使い方が分かりませんでした。ごにょごにょ・・・
対策
慣れる。
えっっ!?これが対策?と思われるかもしれませんが、これに関しては一か八か飛び込んで慣れていくしかありません。洗濯物も蛇口を回して電源を入れてスタートボタンを押したら、とりあえず標準の洗濯ができることを習い、以後それしかしていません。世間知らずの私ですら生き残って、いまだにリゾバをしているのでみなさんなら絶対に大丈夫です。
友達がいなくて寂しい、不安という方は、リゾートホテルやスキー場などの大型施設に勤務することを強くおすすめします。そいうった場所には同じリゾートバイトの同士たちが何十人といるので、すぐに打ち解けることができますよ。
まとめ
さて、リゾートバイトのしんどいことを6つピックアップし、それらの対策を買いてみました。きつそうなことを書き連ねましたが、対策を見ていただくとどれも乗り越えられそうな気持ちになっていただけると幸いです。
私は自他共に認める、人よりも心配性で神経質な性格をしています。リゾートバイトって体力的にも精神的にも強い人にしかできないんじゃ…と思って躊躇している方がもしもいるのなら、心配いらないよと伝えたいです。私は最初、どちらもそなえていませんでした。自分で何度も言うのもなんですが繊細なので、すぐ疲れてしまい体力も精神力もけずられる日々もありましたが、慣れていくにつれ、結果的に自分がしたいことをするのが一番の幸せだと気がついたのです。
30歳になった今でも、地球で一番好きな場所を探すために、世界一周の旅をする貯金がてらリゾートバイトをしています。ということで、みなさまにとってリゾートバイトが夢を叶える一歩となるよう願っています。
何かご質問等あれば、Instagramでも問い合わせフォームからでも送ってくださいね!














ちなみに私は約2年半リゾートバイトを経験していて、2022年6月現在もリゾートバイトでホテル勤務しています。