四国グリーン紀行で行く、四国全県周遊モデルコース5泊6日の旅〜ご参考にどうぞ〜

 四国グリーン紀行というJR四国全線(特急グリーン車・観光列車含む)4日間乗り放題の切符を使って、四国全県を周遊してみたいという方。実際に私が1人で周ってみた情報をもとに、完全なる私なりのモデルコースをご紹介したいと思います。ぜひ次の旅のご参考にしていただければ幸いです。

この記事がオススメな人

・電車移動が好きな人
・四国に行くのが初めてな人
・各都市の観光地を周りたい人
・一人旅が好きな人

※旅行期間は、2021年10月24日〜29日の5泊6日です。

四国グリーン紀行とは

 JR四国全線と土佐くろしお鉄道全線の、特急電車および普通列車が連続する4日間乗り放題の切符です。またみどりの窓口や駅の発券機を使用するとグリーン車や普通車の指定席の利用もでき、魅力的な観光列車にも乗車することができます。切符の料金は20,950円(税込)です。レンタカーを安く借りることができるという特典などもあるので、詳細はコチラ(『JR四国ツアー公式サイト』)をご覧くださいませ。

※宇多津(香川県)〜児島(岡山県)も含む

以前簡単に記事にしたのでこちらもどうぞ

私なりのモデルコース

 モデルコースでは、各都市周辺の観光地を訪問することに重きを置いています。例えば「観光列車に乗りたい」「僻地の観光地に行きたい」などあれば、ぜひこのコースを参考に予定に組み込んでいただければと思います。

 また初日は徳島県から入りますが、違う県から入る場合でもおそらく同じように観光できるようになっていると思います。難しそうであればアレンジしてください!

モデルコースの旅程

 1日目 徳島県に到着
 2日目 徳島〜高知※ここから四国グリーン紀行使用
 3日目 高知〜愛媛(松山)
 4日目 愛媛県(松山・道後温泉)
 5日目 愛媛〜香川〜徳島
 6日目 徳島県を出発

 ※訪問したすべてのスポットではなく、おすすめの場所にもいくつかピンを立てています。

1日目〜徳島県に到着〜

 お昼過ぎに徳島市に到着し、まず荷物をホテルに預けに行きます。お昼ご飯の時間だったので、ささっと食べることのできる徳島ラーメンを食べに行きました。

徳島駅前「徳島ラーメン麺王徳島駅前本店」さんにて

 次に徳島といえば「阿波踊り」ということで、阿波おどり会館に向かいます。そこでは阿波踊りの歴史などを紹介しているミュージアムや会館専属連の阿波踊りの公演があったり、眉山びざんという山の頂上に向かうことのできるロープウェイが運行されています。

阿波おどり会館基本情報 公式サイト
阿波踊り公演: 昼の部/毎日11:00・14:00・15:00・16:00(各40分)
        夜の部(2022年9月現在休止中)/毎夜20:00〜(50分)
阿波踊りミュージアム: 9:00〜17:00
眉山ロープウェイ: 4月〜10月/9:00〜21:00
          11月〜3月/9:00〜17:30

チケット情報 
阿波踊り公演: 昼の部/大人:800円 小中学生:400円
        夜の部(2022年9月現在休止中)/大人:1,000円 小中学生:500円
阿波踊りミュージアム: 大人:300円 小中学生:無料
眉山ロープウェイ: 大人(※中学生含む):片道620円 往復1,030円
          小学生:片道:300円 往復:510円

お得3種セット: ミュージアム・昼の阿波踊り公演・眉山ロープウェイ(往復)の3種
         大人/通常 2,130円⇨1,830円 300円お得
         中学生/通常 1,430円⇨1,280円 150円お得
         小学生/通常 910円⇨810円 100円お得
お得2種セット: ミュージアム・眉山ロープウェイ(往復)
         大人/通常 1,330円⇨1,030円
         ミュージアム・昼の阿波踊り公演
         大人/通常 1,100円⇨1,000円

 眉山ロープウェイは夕日・夜景の時間帯に必ず行ってほしい場所です。ロープウェイは山を登り降りしたい方を除いては必ず往復で購入することになります。またせっかく徳島にきているので、阿波踊り公演も絶対見た方がいいです!ということで、ミュージアムのついている『お得3種セット』の購入を強くおすすめします。

阿波踊り昼の公演、この前に一緒に阿波踊りを踊る体験もありました。私1人だったので少し気まずい。

 阿波踊り公演とミュージアムを楽しんだら、ホテルにチェックインしに行きます。少し一息ついて夕日の時間まで少し待機します。元気のある方は周辺をぶらぶらしてみてもいいですね。

 先ほどの阿波おどり会館に戻って、眉山ロープウェイに乗車します。15分間隔で運行していて、標高約290mの山頂までは約6分で到着します。徳島市の街が段々と遠くなる様子をお楽しみいただけます。

 山頂では圧巻の景色に息を呑むでしょう。私が訪問した際は曇っていて夕日は全く見えませんでしたが、夜景はしっかり見ることができました。目下にキラキラ光る街に、心が洗われるような気持ちになりましたよ。

眉山からの夜景

 さて夜景を堪能したら腹ごしらえです。徳島駅前には飲食店が点在しているので、食べログなどでお気に入りのお店を見つけて入っちゃいましょう。私は骨つき阿波尾鶏が食べたくて、一鴻 徳島駅前店さんにおじゃましました。が、1人だったので少し頼んだ食事でお腹いっぱいになり食べれなくなりました。

阿波尾鶏の炭火焼き

2日目〜徳島から高知へ〜

 この日から四国グリーン紀行を使用します。当日みどりの窓口で購入してもいいですし、前日にあらかじめ購入しておいてもいいですね。さて、徳島駅を出発します。次の目的地が高知駅なのですが、道中に大歩危峡という渓谷があります。そこでは雄大な自然の中、観光遊覧船が出ていて往復30分ほどで景色を楽しむことができるようなので、行ってみるのもありです。私は行こうと思ったのですが、雨がたくさん降っていたので断念して直接高知市に向かいました。徳島駅から大歩危駅までのタイムテーブル(下記参照)ですが、時間にばらつきがあるのと次の目的地のことを考えると早朝6:46の電車に乗れそうなら行ってみてもいいと思います。

徳島駅出発阿波池田駅着阿波池田駅発大歩危駅着
6:468:108:298:47
29:0010:1510:2010:37
312:0013:1713:3213:50

 私はというと徳島6:46発の電車に乗って、9:39に高知県に到着しました。まずは荷物をホテルに預けに行きます。そこから高知城へ向かいます。高知城では無料で案内してくださるボランティアさんがいらっしゃったので、お願いしちゃいました。天守閣からの眺めも良く、少し高いところから見る街は新鮮でいいなと感じました。

高知駅前の銅像
天守閣からの眺め

 続いて高知城の近くにあるひろめ市場によって雰囲気だけつかんで、お昼ご飯に向かいます。あるいはお昼ご飯をひろめ市場で食べてもいいですね。私は夜ご飯にそこで食事したので、後ほど記載します。

ひろめ市場の中の雰囲気

 お昼ご飯の後は、『My遊バス』というバスチケットを使用して、桂浜に向かいます。

My遊バスとは
高知駅周辺と桂浜方面のバスが1日乗り放題のバスチケットです。料金は桂浜券1,000円/大人・500円/子供、五台山券600円/大人・300円/子供です。路面電車も一部乗り放題です。
発売場所・時刻表・その他特典など、詳しくはコチラ(『こうち旅ネット公式サイト』)

 桂浜は、高知県を代表する景勝地の一つ。古くから月の名所として知られ、高知の唄「よさこい節」にもその情景が歌詞として残っています。弓状にひろがる海岸で松の緑と紺碧の海が調和する見事な景勝地で高知の英雄・坂本龍馬の銅像があり、太平洋の荒波に向かって、まなざしを向けている像はとても有名です。龍馬について知りたい場合は、近くに「龍馬坂本龍馬記念館」があるので合わせて楽しむことができます。

 海浜一帯は「桂浜公園」となっていて、公園内には売店もあります。さらに「とさいぬパーク」や「桂浜水族館」といった施設もあり、ここを中心にめぐっていくのもオススメです。

TOURISM SHIKOKU 公式サイトより引用

 桂浜には、坂本龍馬像・桂浜水族館・竜王宮などがあり、晴れていれば景色がとても綺麗に見えると思います。私が訪問した際はシトシトと雨が降っていましたが、太平洋の壮大な景色に気分があがりました。

桂浜
竜宮王

 さて桂浜から高知駅方面にバスで帰り、ホテルにチェックインします。少し休憩し、ひろめ市場に向かい夜ご飯を食べます。ひろめ市場には約60もの店舗が入っており、お食事にお土産にさまざまなものが売られています。高知県と言えばかつお!ということで、明神丸のカツオと安兵衛で高知名物屋台餃子を食べます。ちなみにひろめ市場と高知駅の中間地点に屋台安兵衛があり、同じく餃子とおでん・お酒を食べることができるのですが、屋台という外の空間で食べるという趣のあることができるので、天気が良ければ是非行ってみてください。

ひろめ市場公式サイト

お塩がかかっているのですが、これがまた絶品です。

3日目〜高知から愛媛・松山へ〜

 実はこの高知〜愛媛間の移動が悩みどころです。高知の南西方向から愛媛県に入ろうかと思ったのですが、なんせ松山駅まで6、7時間ほどかかり、1日移動でつぶれてしまいます。ここで選択肢は2つあります。①多度津(香川)で乗り換え、松山駅に向かう。②高速バスで松山に向かう、です。①は所要時間が4時間ほどかかりますが、音楽を聴いたり本を読んだりぼーっとできます。②はバスなので追加料金が3,700円発生しますが、3時間弱で到着します。

 せっかく四国グリーン紀行を使用するので、私は①を選択し松山市に向かうことにしました。高知駅から多度津駅までは特急のグリーン車利用で、とても快適に移動することができました。海を見たい!ということで、座席を指定する際にどちらも海側の席にしたおかげで大好きな海を見ながら物思いに耽ることもできました。

 松山駅に到着し、伊予鉄という路面電車に乗って市内のホテルにチェックインしに行きます。

伊予鉄情報 公式サイト
松山城の周辺を走る路面電車です。道後温泉にも通じており、市内をぶらぶらする場合とても便利な電車です。1回の乗車が180円(小児は90円)均一です。1day〜4day乗り放題パスもあり、乗る回数が多い場合検討してみてください。スマホの画面を見せるだけで乗り降りでき、私はすごくありがたかったのを覚えています。乗り放題パスの詳細ページはこちら

 続いての観光スポットは、「下灘駅」です。数々のドラマのロケ地にもなったというこの駅は、目の前に海が広がり夕方には夕日が海に沈み空がオレンジ色に染まるユニークな場所です。松山駅から乗り換えなしで約1時間で到着します。本数が少ないため、夕日の時間に間に合うように時刻表をご確認くださいませ。季節によって日が沈む時間も違うので、日の入り時間も要確認ですよ!帰りの電車の時間もお忘れなく。駅の周辺には何もなく、唯一『下灘珈琲』というお店•••ではなく可愛らしいバンが駅のすぐ裏に止まっていて、コーヒーをはじめみかんジュース、紅茶、その他諸々ご提供されています。夕日が沈むまで、ゆっくり飲み物など飲んでみてはいかがですか。駅には夕日の写真を撮ろうと、たくさんの人が集まっていました。

下灘駅に到着時の様子
マジックアワー

 下灘駅でマジックアワーを堪能したら、松山駅に戻ります。さて夕ご飯の時間です。四国を回った後に思うのですが、松山市が一番都会でした。それゆえ、ご飯屋さんもたくさんあります。私は地域のものを食べたくて、一番栄えているように見える大街道おおかいどう駅近くの『かどや大街道』さんという所で愛媛県の郷土料理、鯛めしを美味しくいただきました。平日で1人だったにも関わらず30分ほど待ったので、割と人気があるんだなと感じました。

郷土料理の鯛めし

 さて、もし伊予鉄の1dayパスを買ったのなら、大観覧車くるりんという松山市駅近くの観覧車に1回無料(通常800円)で乗ることができます。最終搭乗時刻が20:45なので、松山市内の夜景を見ることができていい思い出になると思います。ちなみに私は高所恐怖症のため、断念しました。

4日目〜松山市・道後温泉〜

 朝ご飯を食べて、松山城へ出発です。大街道駅からお土産屋さんの多くある道を約8分歩いて進むと、松山城へと続くロープウェイ・リフト乗り場があります。館内に発券機があるので、チケットを購入します。大人が往復520円・片道270円、子供が往復260円・片道140円(料金の詳細はコチラへ)で、ロープウェイでもリフトでもどちらでも乗ることができます。私はワクワクしたかったので、リフトに乗りました。

 松山城の何が素晴らしいかというと、間違いなく天守閣からの眺めです。天守閣がある場所が標高約160メートルあり、360度見渡す限りの素晴らしい山々、海、森、街並みの景色に感動することでしょう。

松山城公式サイト

城壁に囲まれた迷路のような道を進む
松山城天守閣からの眺め

 さて松山城の後はお昼ご飯を食べて、道後温泉に向かうことにします。ちなみにロープウェイ・リフト乗り場周辺の道には飲食店がたくさんあり、鯛めしやそば、お寿司などがあり、大街道駅付近まで行くと選択肢は無限にあります。あるいは道後温泉までは市内から約15分なので、そちらで食べてもいいかもしれません。

「媛寿し」さんの海鮮丼
えひめ愛顔の観光物産展内にて。蛇口をひねるとみかんジュースが出てきます(100円)。

 伊予鉄で道後温泉駅に到着したら、まずはホテルに荷物を預けに行きます。そして街を少し散策することにします。かの有名な道後温泉本館を眺めながら足湯につかることができる「空の散歩道」だったり、道後公園の展望デッキで一息ついたり、公園の一角にある正岡子規記念館に立ち寄ったり、駅を降りたところから続く商店街で買い物をしたりと有意義な時間を過ごすことができます。また土日祝に運行される坊ちゃん列車に乗車するとまではいかなくとも、発車するところを写真に収めたりもできます。その他観光情報はコチラをどうぞ。

道後公園展望台からの眺め
空の散歩道(足湯)より

 さて道後温泉といえば、その名の通り温泉です。ここでは道後温泉本館飛鳥の湯椿の湯という3つの温泉を楽しむことができます。料金や営業時間など詳しくは道後温泉の公式サイトを参照いただければと思うんですが、ぜひ時間が許す限り温泉を楽しんでいただけたらと思います。道後温泉本館では建物の改修工事が令和6年ごろまで行われるので少し制限はされていますが、行って損はありません。私は時間の都合上道後温泉本館のみに入ることにしたのですが、整理券が配られており入浴できる時間の指定があったのでご注意くださいませ。

飛鳥の湯の前、写真家の蜷川実花さんの素敵な作品が。
夜の飛鳥の湯の雰囲気
道後温泉本館の夜の様子

 私は温泉で身体を温めた後に、夕食をとることにしました。夕食付きのホテルプランにしても良かったのですが、せっかくなので外で食べようと素泊まりにしました。商店街にいくつか食事ができるところがあったので、その内の一つで「坊ちゃん御膳」という定食をいただきました。夕食後はホテルへ帰りゆっくりすることにします。元気のある方は、近くに素敵なバーもあるのでぜひ行ってみてください!

坊ちゃん御膳

5日目〜高松から高松、そして徳島へ〜

 道後温泉を後にし、路面電車で松山駅に向かいます。松山駅から高松駅に向け出発するのですが、所要時間は約2時間40分ほどです。乗り換えもなく、海の見える席でゆっくりできますよ。私は朝が弱いので松山駅を9時過ぎに出発する電車に乗りましたが、そうでなかったらもう1本早い電車に乗るといいと思います。ちなみに高松では宿泊しないことにしたので、ホテルに荷物を預けることができません。高松駅に荷物預かり所があるので、そちらを利用することにしました。確か17時迄で400円か500円ほどだったかと。

道後温泉駅から発車する伊予鉄(路面電車)
高松駅

 お昼頃に高松駅に到着したので、まずは香川といったら讃岐うどん!ということで、『手打十段うどんバカ一代』というお店で「釜バターうどん」をいただきました。バターが大好きなのもあって、出来立てのコシのあるうどんを食べることができてかなり幸せでした。かなり混んでいましたが、回転率が高くすぐ食べ始めることができました。

バターと黒胡椒のきいた讃岐うどん

 腹ごしらえをしたら栗林りつりん公園に向かいます。この公園がまた素晴らしくて、約400年の歴史があり、約300年前に完成したそうです。入園料は大人が410円、小中学生が170円です。園内は東京ドーム3.5個分の広さで、見どころがたくさんあります。どこを通っても素敵な景観に、心が癒される場所といっても過言ではありません。

◆栗林公園について詳しくはコチラ

 もし高松自体に早く到着して時間がある方や高松で1泊したい方は、高松港からフェリーで片道約1時間の小豆島しょうどしまに行ってみるのもいいですね。小豆島は夕日がとても綺麗らしいですし、干渉時刻の前後3時間に現れるエンジェルロードを見に行くのも良いかと思います。フェリーの時刻表・運賃などはコチラへどうぞ。或いは、徳島県の鳴門へ向かい渦潮観光船に乗って、間近で力強い渦潮を見るのも楽しそうですね。

 私は夕方に高松から徳島へ戻りました。というのも四国グリーン紀行の期限が本日までだったからという理由ですが、もし時間とお金に余裕があれば上記のプランも取り入れてみていただければ尚良いなと思います。ホテルにチェックインした後はゆっくりし、今回の旅を振り返っていました。

6日目〜徳島から帰路に〜

 特にこの日はお伝えすることはございません(笑)チェックアウトして、帰路につきました。

まとめ

 今回、高知県訪問の日に雨が降ったことで予定を変更したのと、高知県から愛媛県に行く際の移動も時間の都合で変更しました。また、道後温泉にどうしても宿泊したかったので愛媛県で2泊しましたが、もしこだわらなかったらもう少し香川県で観光できたと思います。それでも各都市の主要スポットはある程度押さえられたと思います。

 ということで四国全県を周遊するにあたって、4日間使用できる四国グリーン紀行は大変便利でした。特急のグリーン車に乗車できたのも快適でしたし、座席を指定して海側の席に座れたのも私の中では大きな利点でした。

 さて完全なる私目線のモデルコースでしたが、こんな風に電車で四国を周れるんだという参考になれば嬉しく思います。みなさまも是非、四国グリーン紀行を利用してもしなくても、四国という魅力あふれる場所を訪れていただければと思います。